1、水俣病を科学的に解明した高名な研究者の述懐 2004年10月に下された、水俣病関西訴訟の最高裁判決。 最高裁は、水俣病の原因がメチル水銀であると認定、国と熊本県には責任があると判断した。 原告である、水俣病患者さんた…
【公共事業と生活3】大深度地下を開発する公共事業と原子力政策との共通点
今回の道路陥没事故を受けて、いろいろ考えているうちに、大深度地下を開発する公共事業と原子力政策とは、いくつかの点で共通する側面があるのではないかと思いついた。 なぜそう考えたのか、記してみたい。 ◇◇◇ 1、安全神話…
【公共事業と生活2】地域の方がたが指摘してきた外環道トンネル工事の問題点
◆意見陳述 きのうのブログで、今回の道路陥没事故が起こった地域の方たちは、シールド工事の問題点を、行政に対し、ずっと指摘してきたと書いた。 添付のPDF資料は、お世話になっている住民の方が送って下さった、国土交通省に…
【公共事業と生活1】調布市の道路が陥没!
◆東京都調布市の道路が陥没! 今朝の『グッドモーニング』(テレビ朝日)。7時代冒頭のニュースで、東京都調布市で起こった道路陥没事故のニュースを伝えていた。 そこは、つい先日、学生たちと一緒に実習でお邪魔した場所の、す…
【学問の自由2】学術の世界と日常生活とは密接に関係している!?②――コロナの場合2
◆芸能人、スポーツ選手に相次ぐコロナ陽性反応 今日も、学術の世界と私たちの日常生活とが密接に関係しているのでは?という点について、昨日に引き続きコロナ禍の影響という視点から考えてみたい。 今朝見ていたニュースで、広瀬…
【学問の自由1】学術の世界と日常生活とは密接に関係している!?①――コロナの場合
◆学術会議の任命拒否問題。日常生活とは関係ないのだろうか? 「コロナのせいで、みんな家計が苦しかったり、失業したりしているときに、学術会議の任命拒否云々で時間を取っている場合ではない!」 もしかしたら、どこかでこうした…
【メディアの問題4】パンケーキ懇談会から考える
◆えっ、出席したの!? 現首相と記者クラブとのパンケーキ朝食懇談会が、10月3日に行われた。 前首相の記者会見が開かれるたび、記者クラブメディアは疑惑を追及する気があるのかとネットで批判されてきた。それなのに、いろん…
【災害から考える13】思い出した、平成の米騒動
◆平成の米騒動 今年の梅雨は、長引いた。夏になったと思ったら、1週間もしないうちに、暦の上での秋になった。それだけに、多くの被害を産み、被災地を苦しめた。 一方、別の心配もあった。このブログで言及した「8・6水害(鹿児島…
【災害から考える12】被災者のストレス軽減のために
◆避難所で見た光景 もしも災害レスキュー隊ができたなら、災害救助、災害復旧にくわえ、被災者への支援活動も担ってもらえれば、とてもうれしい。それには理由がある。 2000年の有珠山噴火災害ボランティア活動に従事したとき、よ…
【労働と環境1】ミスターどうでしょうの言葉から考えたJR東日本での出来事
◆ミスターどうでしょうこと鈴井貴之さんの言葉 毎日、仕事と家事、育児に精力を傾ける日が続いていたので(当たり前なのだけれど)、昨夜は無性に『水曜どうでしょう』が見たくなった。 何か月ぶりだろう? 「ヨーロッパ21か国完全…