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火曜日。夕方、保育園から電話がありました。またしても、三男のTくんが若干の発熱、早くお迎えに来るように、という内容でした。幸い、今回もふつうの風邪という診断でした。
それからまた、在宅勤務が始まりました。自宅から授業をライブ配信し、ときおりTくんの声が入ってしまっても、受講生のみなさんの温かい見守りで、今回も何とか乗り切れそうです。支えてくれているみなさんの温かさへの感謝を再確認する1週間でした。
このブログは、何とか毎日更新するのを目標に頑張ってきました。しかし、時間は有限であるということを実感する日々が続いています。そこで、これからは、比較的余裕のある日曜日と木曜日、週2回の更新を基本として、その他の曜日は記事を書けたらUPする、というふうに目標を和らげたいと思います。
楽しみにしてくださっているみなさま、お許しください。
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6月22日。森友学園への国有地払い下げに関する公文書の改ざんを強いられ、自殺された赤城俊夫さんの遺された「赤城ファイル」が開示されました。政府側がさんざん「存在しない」と言っていたファイルが、遺族のもとに詳らかになったのです。
私は、開示された時期が「絶妙」だな、と思いました。通常国会がおわった6月16日から6日後、都議会議員選挙の告示日の3日前という、主要な政治日程の谷間の時期だったからです。
国会が閉会していれば、委員会や本会議で追及される恐れもない・・・。
都議会議員選挙の告示日前であれば、公平な報道をしなければならないという忖度により、選挙が終わるまで、大手メディアも大々的には報じない・・・。
政府の側には、そういう算段があったのだろうと思います。そして実際、大手メディアはほとんど報じることがありませんでした。
でも、これっておかしいと思うのです。赤城ファイルが明らかにしているのは、国民から税金を集め、共有財産の管理を付託されているはずの行政権力が、国有財産を不当に払い下げた疑いのある大事件だからです。つまり、赤城ファイルの内容を詳細に報じるのは、行政の良くない行いを追求する行為であって、与党に対する非難ではないからです。
それにもかかわらず、大手メディアは、腰砕けの報道姿勢に終始していたように思えてなりません。行政をゆがめられたという赤城さんの声が、主権者である市民になかなか届かない2週間でした。このまま大々的に取り上げられないまま終わるとするなら、赤城俊夫さんの無念を思うと、残念でならない気持ちでいっぱいです。
ただし、それほどまでに、赤城ファイルの開示時期を周到に計算し、ダメージを最低限にしたはずの政権与党は、都議選では過半数を取れない見込みだそうです。しかも、前回より投票率は下がる見込みだそうなので、ほんらいなら、組織選挙を得意とする与党が議席を伸ばせたはずなのに、です。
それほどまでに、コロナ対応の失敗が有権者の判断に影響を与えたのだろうな、と思われる、都議選の夕べでした。