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ものぐさ講師の徒然日記

窓際大学教員が、日々の暮らしで感じたことを、徒然なるままに綴っています(日・木曜日に更新)

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【身近に感じる地球の温暖化1】暑さ寒さも彼岸まで?

Posted on 2022年10月7日2022年10月7日 by monogusalecturer2021

~~~~~

1、夏から冬へ?

 なんだか、急に夏から冬になったような、そんな気がする。

 わずか6日前の先週土曜日は、毎年恒例の「若葉の森実習」(2021年2月23日の弊ブログ記事「【公共事業と生活10】若葉の森での実習」参照)で、ダラダラと汗をかきながら、大村さんや学生たちと街歩きと森の見学をした。おおきなスズメバチがブンブンと飛んでいて、やり過ごすのに大変だった(実習で伺ったお話と気づきは、近いうちに記したい)。

 それなのに、今日は、なんと、10月としては88年ぶりの、12月並みの記録的な寒さになるのだという・・・。

 あのスズメバチは、たぶん森のどこかで動けなくなってしまっているだろうな~と思うと、ちょっとかわいそうな気もする、そんな突然の寒さの襲来だ。

 実習が土曜日だったので、休日出勤の振替休日を取得した今日は、病院をはしごしなければならないのに、体に堪えそうで、いまからつらい・・・。

◇◆◇◆◇

2、暑さ寒さも彼岸まで

「『暑さ寒さも彼岸まで』というから、もうすぐ涼しくなるよ。」

 祖母がお彼岸の頃よく言っていたこの言葉が、いまでも耳に残っている。そして、今の時期には「ひと雨ごとに、だんだん涼しくなっていくよ」とも祖母は言っていた。

そして、これらの言葉は、まるで魔法のように、実際のお天気を言い当てていた。

 郷里の鹿児島は、ソテツが街のいたるところで自生できる南国ではあるのだけれど、それでも、真夏のような暑さは9月の上旬くらいまでで、最高気温は徐々に下がっていったし、ことわざのとおり、彼岸が過ぎたらほんとに涼しくなっていた。

 冬に生まれたくせに夏が大好きな私としては、そんな夏の終わりにいつもさみしさを覚えつつも、祖母と一緒にお墓参りをし、祖母のつくってくれたおはぎとお煮しめを頬張るのが、子どもの頃の秋のお彼岸だった。

◇◆◇◆◇

3、2000年代から様相が変わってきた?

 でも、そんな年中行事とお天気との関係を感じられたのは、私が大学生のときくらいまでの話で、2000年代に入ってからは様相が違ってきた。

 ことわざの魔法が、効かなくなってきてしまったのだ。

 私が東京に出てきた2004年の夏は、本当に暑かった。東京の真夏日が70日を数え、過去最高になった。しかも70日目の真夏日を記録したのが9月30日というのだから(注)、「暑さ寒さも彼岸まで」と初めて言った人は、枝葉の影でさぞ驚かれたことだろう。

 この年の、博士課程への進学試験を受けるため上京した7月14日は、うだるような暑さの日だった。

 新宿駅のホームにつながる階段で、明らかに熱中症でうずくまっているおじちゃんに、大丈夫ですかと声をかけた(いまやもう自分もおじちゃんだけれど)。でも、反応が薄かったので、冷たいお茶を買ってきて、駅員さんを呼びに行ったのを今でも鮮明に覚えている。

 でも、おじちゃんに渡すべきだった飲み物は、ほんとうなら冷たい水か清涼飲料水じゃなきゃいけなかったのだけれど・・・反省。

~~~~~

(注)2005年1月2日「東京都心の気温、2004年は多くの「過去最高」を記録」『ジャパン・フォー・サステイナビリティ』https://www.japanfs.org/sp/ja/news/archives/news_id023564.html

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